ルイスリンプ [パンの図鑑]

ルイスリンプ
Ruis Limppu

タイプ
リーン系、直焼き、食事パン
発酵法など
ラム麦サワー種とパン酵母で発酵させます
主要穀物
ライ麦粉
主な材料
ライ麦全粒粉、ライ麦粉、小麦粉、サワー種、塩、麦芽モルト、イースト、水
ルイスリンプはフィンランド伝統のライ麦パンで、一般的にパンと言えば小麦パンですがフィンランドは寒冷地である為に小麦の栽培が難しく、ライ麦パンが家庭で食べるポピュラーなパンとして広く普及しています。

ルイスリンプの「ルイス」とはライ麦という意味でルイスリンプはライ麦粉に小麦粉を少量混ぜてライ麦サワー種とイーストで発酵させてから焼き上げます。
ルイスリンプは発酵にライ麦サワー種を用いる為、強い酸味があり、全粒粉のザラザラとした口あたりと目の詰まった歯ごたえのあるクラムが特徴的です。
また、黒っぽい色をした生地の見た目からルイスリンプは重そうな印象を受けますが、実際に持ってみてもずっしりとした重みがあり、食事パンとして食べごたえがあります。
上記の写真では大きなヒビが表面に見られますが、ヒビがなく表面にライ麦粉がかかっていない黒いタイプのものもあります。

ルイスリンプの食べ方はスモークサーモンやチーズなどの具材を乗せてオープンサンドにしたり、薄くスライスして肉の煮込み料理などの味の濃い料理と食べても美味しく食べる事ができます。
また、ルイスリンプの酸味はべーゼルナッツコーヒーなどと相性が良いと言われています。
一般的にライ麦パンは食べなれた小麦パンに比べて少し食べにくい傾向がありますが、ルイスリンプはライ麦パン初心者の方にも食べやすいパンだとされています。