パンとチーズ [パンの図鑑]

パンとチーズ
Bread and cheese

チーズはその種類によって香りや味、食感などが大きく異なる食べ物で、パンに合わせるようになったのもかなり昔の事だったようで、非常に歴史のある食べ物です。
チーズの起源はついては紀元前8世紀の大叙事詩「オデュッセイア」には山羊の乳を絞り固めて、蔓の網籠に入れてチーズを作ったとの記述がある為、その頃には既に作り方が確立していたと考えられています。
それでは以下に代表的なチーズの種類をご紹介します。

白カビチーズ
特に知名度が高い白カビチーズと言えば、カマンベールチーズでしょう。白カビチーズはその名の通り、表面が白いカビに覆われている事が特徴で白カビの酵素によって、チーズを熟成させて作ります。
マイルドでクリーミーな味わいが特徴的であまりクセがない為、あまりチーズが好きでない方にも食べやすいチーズだと言われています。

青カビチーズ
白カビチーズが表面にカビを発生させる事に対して、青カビチーズは内部に青いカビを発生させて作るチーズです。
かなり個性的で香りや塩みが強いチーズである為、好みが分かれますが、ライ麦パンや味の濃いパンなどと相性が良いとされています。
また、ブルーチーズと呼ばれる事もあります。

ハードチーズ
熟成を待つ事によってアミノ酸の旨味と濃い味わいが凝縮されたチーズで、ゴーダチーズやエメンタールチーズが有名です。キュンメル・ブロートやセーグル・ノア・レザン、ハバン・レイパなどと相性が良いとされています。
また、羊の乳から作られたハードチーズは更にコクが深いと言われています。

ソフトチーズ
ソフトタイプのチーズは室温でやわらかくすると美味しいとされ、香りが良い為、食べやすいといわれています。また、サワードゥ・ブレッドなどと特に相性が良いといわれています。

フレッシュチーズ
フレッシュチーズは名前が示している通り、熟成などをさせないチーズである為、パンに塗りやすく食べやすい事が特徴です。
代表的なものとしてはクリームチーズ、ケッテージチーズなどが挙げられ、食パンなどの一般的なパンはもちろん、ベーグルなどとも相性が良いチーズです。