パンドカンパーニュ [パンの図鑑]

パン・ド・カンパーニュ
Pain de Campagne

タイプ
リーン系、直焼き、食事パン
発酵法など
本来は穀物や果物に発生するルヴァン種で発酵させますが、現在はイースト使ったものが多い
主要穀物
小麦粉、ライ麦粉
主な材料
フランスパン用粉、ライ麦粉、ルヴァンミクスト、ドライイースト、塩、モルトエキス、水
パンドカンパーニュはフランス発祥のパンで名前は「田舎のパン」という意味を持っており、このパンを都会であるパリに近隣の村の人が売りに来ていた事から、この名がついたと言われています。また、「パン・グランメール(おばあちゃんのパン)」と言う名前で呼ばれる事もあったようです。

このパンドカンパーニュはバゲットなどの通常のフランスパンとは異なり、果物などについている野生の酵母から作られたルヴァン種と呼ばれている発酵種で発酵させる事が大きな特徴で、これにより酸味が強くなり、香りや風味に影響が与えます。
しかし、現在作られているパンドカンパーニュはこのルヴァン種を使わない通常のパン酵母で作られたパンの方が主流になってきています。
パンドカンパーニュの食べ方としてはクラムが密になっているという特徴からスライスしてサンドイッチにすると美味しいと言われています。

形については上記の写真のように楕円形をしたものが多いのですが、丸形や棒状のパンドカンパーニュもあります。楕円形のパンドカンパーニュの長さは20~40cmとかなり大ぶりです。