ロゼッタ [パンの図鑑]

ロゼッタ
Rosetta

タイプ
リーン系、食事パン、直焼き
発酵法など
パン酵母(イースト菌)で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、ドライイースト、塩、砂糖、無塩バター、スキムミルク、コーンミール、水
ロゼッタはイタリアのローマが発祥の地とされるパンで、そのバラのような見た目から「ロゼッタ(バラという意味)」の名がついたとされており、専用の押し型を使ってバラのような模様がパンの表面に作られ、外側に5つの花びらが形成されていて中身が空洞になるように作るのが基本的な形です。
また、ロゼッタはオーストリアの支配下にあった時に作られるようになった事が起源とされ、オーストリアの代表的なパンであるカイザーゼンメルに似ていると言われています。

ロゼッタはラードの入ったものと入ってないものの2種類があり、ラードが入っていないものはクラストのバリバリとした食感を楽しめますが、日本ではラードの入ったものが人気があり、多く販売されています。
また、ロゼッタは側面の中ほどの場所から上下に切り分けて、肉やサラミ、生ハムなどの肉系の食べ物やトマトなどを挟んで食べたり、そのまま料理に添え、料理と一緒に食べるのがポピュラーな食べ方です。
トマト以外の野菜を一緒に食べる場合は空洞の部分に詰める事もあります。

尚、ロゼッタはミラノやヴェネチアなどではミケッタ(Michetta)と呼ばれています。