パン・オ・レ [パンの図鑑]

パン・オ・レ
Pain au Lait

タイプ
リッチ系、天板焼き、食事パンor菓子パン
発酵法など
イースト菌を使って発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、ドライイースト、バター、塩、砂糖、牛乳
パン・オ・レはフランス発祥のパンで「レ」とは牛乳を意味します。名前の通り、水の代わりに牛乳を使う事が特徴で、口当たりの良いシンプルでリッチなパンとして愛されています。

パン・オ・レには二種類のパンがあると言われ、それぞれ「菓子パン」と「食事パン」に分類されると言われています。
菓子パンの方は卵と砂糖を多めに使って甘く仕上げるのが特徴で、食事パンはそれらの材料を抑えて作ります。
パン・オ・レの特徴は薄くてもしっかりとパリッとした食感を楽しめるクラストと、ふんわりとしていて牛乳の優しい香りがするクラムで、パッと見てすぐにパン・オ・レだと分かる表面のトゲトゲの部分はハサミで切れ込みを入れてから焼き上げる事によって形成されます。(まれにバゲットのようなクープが入っているパン・オ・レもあります)
また、全体的な形は上部の写真にあるような長く伸びたラグビーボールのような形状が一般的です。

尚、パン・オ・レは上部の表面にあるトゲトゲから「パン・ピコ(トゲパン)」とも呼ばれています。
フランスでは朝食やおやつとしてジャムなどと一緒に食べられますが、パン屋ではなく、お菓子屋で販売されている事も多いようです。