カイザーゼンメル [パンの図鑑]

カイザーゼンメル
Kaisersemmeln

タイプ
リーン系、直焼き、食事パン
発酵法など
パン酵母で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
フランスパン専用粉、ドライイースト、モルトシロップ、塩、脱脂粉乳、ショートニング、水
カイザーゼンメルのカイザーとは「皇帝」を意味し、パンの上面にある模様が皇帝や王がかぶっていた王冠のようなに見える事から、この名がつきました。
また、カイザーゼンメルはオーストリアで生まれたパンですが、今では隣国ドイツをはじめ、様々な国でも一般的に食べられているパンになりました。

カイザーゼンメルは別名「2時間パン」とも言われ、焼きたてが特に美味しいパンとして知られている事から焼き上がってから4時間以内に食べる事が推奨されており、水平にカットして、そこにハムやソーセージなどの具材を挟んでサンドイッチにするという食べ方もポピュラーな食べ方のひとつです。
元々は生地を折る事によって、この王冠の模様は作られていましたが、現在では効率化がはかられ専用の機械や型を使って押し付けるなどして作られる事が多くなっています。

尚、カイザーゼンメルは上記の写真のような特に何ものっていないプレーンタイプの他、白ゴマや黒ゴマ、ケシの実やヒマワリの種などがちりばめられているものも多く食べられています。
また、日本では「カイザーロール」という名前で販売されている事もあります。