コロンバ [パンの図鑑]

コロンバ
Colomba

タイプ
リッチ系、型焼き、菓子パン
発酵法など
野生の酵母と乳酸菌を特殊な方法で増殖させたパネトーネ種で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、パネトーネ種、塩、脱脂粉乳、卵、砂糖、バター、カカオバター、蜂蜜、ドライフルーツ、バニラビーンズ、アーモンドパウダー、アーモンド
コロンバはイタリアが発祥の地とされるパンで、正式な名前を「コロンバ・パスクワーレ」と言い、それぞれ「コロンバ」は「鳩」を意味し、「パスク」は「復活祭」を意味します。この名前は元々、復活祭を祝う為のパンであった事から名づけられ、鳩の形にするようになったのは復活祭の象徴が鳩であった為であると言われています。
また、その起源は非常に古く、572年にロンバルディア州のパヴィアに住んでいた菓子職人が侵略してきたランゴバルト族の王にこのパンを送ったのが始まりだとされています。

コロンバはオレンジピールを混ぜた生地を鳩をかたどった型に入れ、焼き上げます。また、同じイタリアのパンであるパネトーネと同じ発酵方法である事から独特の味わいがあり、甘くて自然な口当たりを楽しむ事ができます。
食べ方としては斜めにカットして食べるのが一般的で、本場イタリアではデザート感覚で甘い飲物と合わせて食べられています。

尚、鳩型である事が多いコロンバですが、手作りのお店ではドーム型の丸い形をしている事もあります。