バースバン [パンの図鑑]

バースバン
Bath Bun

タイプ
リッチ系、天板焼き、菓子パン
発酵法など
パン酵母(イースト菌)で発酵させます
主要穀物
小麦粉
主な材料
強力粉、ドライイースト、レーズンまたはカラント、塩、砂糖、バター、ザラメ、卵、牛乳
バースバンの起源は18世紀のイギリスの保養地であったとされ、朝食として食べる砂糖とバターを練り込んだリッチ系の人気の菓子パンとして広まっていきました。

バースバンの大きな特徴はザラメを使った事によって口の中で砕けるような歯ごたえを感じられ、一見、ザラメは上部にまぶされているだけのようですが実際には生地にもザラメが入っており、底部にもザラメが付着しています。
また、レーズン(カラントを用いる場合もあり)を練り込む事によって更にリッチな味わいとなっています。

バースバンはイングランドの西部にあるシティ・オブ・バースで誕生した事からこの名がつきましたが、同じイギリス発祥のパンとして知られているサリーランもバースで誕生したとされています。

尚、オリジナルのバースバンは現在、一般的に販売されているものとは異なり、ブリオッシュ生地を用いて砂糖で何層かをコーティングしたのち、キャラウェイシードをまぶしていました。