ワッハーワー・ライプヒェン　[パンの図鑑]

ﾜｯﾊｰﾜｰ・ﾗｲﾌﾟﾋｪﾝ
Wachauer Laibchen

タイプ
リーン系、直焼き、食事パン
発酵法など
パン酵母で発酵させます
主要穀物
小麦粉、ライ麦粉
主な材料
フランスパン用粉、ライ麦粉、塩、ドライイースト、ショートニング、キャラウェイシード、モルトシロップ、水
ワッハーワー・ライプヒェンの「ワッハーワー」とはオーストリアのドナウ川沿いにある地方の名前で、「ライプヒェン」とは「小型のパン」を意味します。オーストリアのワッハーワーにある街の小さなパン屋で販売されるようになった事がこのパンの起源だと言われています。

ワッハーワー・ライプヒェンは主に小麦粉を使用するパンですが、ライ麦粉も約4分の1配合されています。また、パンの上部にあらわれる特徴的なバラのような模様はとじ目を下にして発酵させたあと、今度はとじ目を上にして焼き上げる事で出来あがります。
ワッハーワー・ライプヒェンの食べ方はバターやジャムをぬって食べたり、歯切れの良い食感を活かして水平にカットしてからサンドイッチにして食べるのもおすすめです。
また、時間が経つと硬くなってしまう事から焼きたてが最も美味しいパンとして知られており、パン屋などで買う場合もできるだけ焼きたてを購入した方が良いでしょう。

尚、ワッハーワー・ライプヒェンは同じオーストリア発祥のパンとして有名な「カイザーメンゼル」などと同じくハード系のパンで、表面のカリッとした歯ごたえのクラスト部分が魅力的なパンです。