チャパティ [パンの図鑑]

チャパティ
Chapati

タイプ
リーン系、直焼き、食事パン
発酵法など
無発酵
主要穀物
小麦粉
主な材料
全粒粉、塩、水
チャパティはカレーにつけて食べるナンで有名なインドのパンですが、インドの他にもパキスタンやバングラデシュ、ネパールなどでも日常的に食べられています。ナンとの違いは丸い円盤形をしている事や無発酵で作られる事などがあげられ、生地には殆ど厚みはありませんが、やや硬さがあるので歯ごたえを感じる事ができます。

チャパティは非常にシンプルなパンで基本的には全粒粉、塩、水だけしか使いません。それらを混ぜて練った後。30分ほど寝かせてから切り分け、直径20cm程の円盤型に麺棒などで成形して、鉄板やフライパンで焼き上げれば完成です。
材料から想像できる通り、チャパティは味や甘みなどは殆どなく、ただ小麦粉を焼いたような味ですが、単体で食べるのではなく、ナンと同じようにカレーなどにつけて食べるので、このようなシンプルな味でも特に問題はなかったようです。

尚、チャパティは焼きたてが美味しいパンなので、焼いたものを保存しておくのではなく、食事の度に伸ばして焼いて食べるのが本場インドでは一般的です。
また、チャパティを焼く為の鉄板をトワーと言います。